こんばんは。
Z9シリーズの2回目はAF以外の面で気づいたことを書いていきたいと思います。
(▲ Z9+ 500mm F4 FL ED VR f/5.6 1/1600 sec ISO-500)
3. 秒20コマの連写性能
個人的にAF性能以上にD850対比で使いやすくなったな、と思うのは連写性能です。
飛翔している鳥や枝の間をちょこまか動く鳥を追っていると、秒7コマだと足りず、「羽の角度的にこのコマとこのコマの間があればな~」と思うことがしばしば。
バッファ切れも気になることなく、延々と秒20コマで連写できるのはこういった問題の解決策としては大変ありがたいですね。
(うまい方は一番良いタイミングでシャッター切れるのでしょうが)
(▲ Z9+ 500mm F5.6 E PF ED VR f/5.6 1/1600 sec ISO-500 手持ち)
あちこちせわしなく動き回るキクちゃんもしっかり追って連写することで飛び出しを抑えられました。キクやエナガといった鳥の飛び出しはかなり撮りやすくなりました(当社比)。
(▲ Z9+ 500mm F4 FL ED VR f/5.6 1/1600 sec ISO-200)
こちらは何の変哲もないジョウビタキの止まりもの。こういった動きの少ない鳥を綺麗に撮るのはD850でもできました。(むしろ一番得意な領域)
一方で、唐突に飛び出したり、変わった動きをした場合、コマ数の関係で一番良いカットは落としてしまう、ということもしばしば。
(▲ Z9+ 500mm F4 FL ED VR f/5.6 1/1600 sec ISO-200)
その点、不意の動きに合わせてシャッターを切っておけば少し変わった動作もしっかり収めることができるのはZ9の利点ですね。止まったジョウビタキが伸びをしてペリットを吐く瞬間を抑えられました。
唯一欠点としてあるのは、撮りすぎて後で写真の選別がめんどいことくらいですかね。これは待機時間や休憩時間にバシバシ消していけばよいのでしょうが。
4. ミラーレス+シャッターレスによるメリット
レフ機から改善されたと思う点の一つ。
メカニカルなシャッターでなくなったため、ブラックアウトフリーなEVFで鳥を追えるのは動体撮影時のメリットだと思いました。
(▲ Z9+ 500mm F4 FL ED VR f/5.6 1/1250 sec ISO-500)
奥からこちらに向かって飛翔するハイイロチュウヒも遠いところから連写を切っても
(▲ Z9+ 500mm F4 FL ED VR f/5.6 1/1250 sec ISO-500)
被写体を見失うことなく一番近くを飛んだところまで追いきることができました。
また、ミラーレスによる暗所耐性の向上もありがたいです。
ミラーがなくなったおかげか、かなりssを攻めた設定でもちゃんと止めてくれます。
(カメラ側のVR機構は使っておりません)
(▲ Z9+ 500mm F4 FL ED VR f/4 1/160 sec ISO-500 手持ち)
(▲ Z9+ 500mm F4 FL ED VR f/4 1/160 sec ISO-500 手持ち)
曇天夕暮れで光量が稼げない中、出てきた亜種ハチジョウツグミ。
ss1/160、ゴーヨン手持ちは私の筋肉量的に限界に近い設定ですが、ある程度の歩留まりで止めてくれますね。
一方で、これは慣れの問題だと思いますが、EVFに癖があるように思われます。
(視度調整とかでの追い込み余地があるのかな?)
EVF上で合焦していると思っても、背景にピン取られていたり、ということが特に遠くを飛ぶ被写体ではあったり。(ねぐらの遠くを飛ぶチュウヒとか)
被写体との距離がどうしても遠くなる鷹の渡りとかは正直D850のが信用できる気もしております。空抜けに対するAFの挙動も気になりますし。
5. 現状の設定
発売日にゲットできなかったことが幸か不幸か、すでに先人の名人たちがいろいろ設定を公開してくださっているので、大変参考になります。
私が参考にしているのは、マリンスケープさんの記事。
この設定をパクらせて、もとい参考にさせていただいておりますw
主なポイントとしては:
- 親指AF設定をオン(シャッターボタンのAFを切る)
- シャッター半押しでピコピコなるのが嫌なのと、
- ほかのボタンにAFエリアを割り当て人差し指を離さずにAFを切り替え可能 - 親指のAFは基本的にワイドエリア(L)
- 絶対近く飛ばないかな~と思うときはワイドエリア(S)にしてます - ワイドエリア(L)が食わないときのためにサブセレクタボタンにシングルポイント
AFを割り当て
という感じですかね。
それでは~
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